
告白は 「当たって砕けろ!」の最終手段ではない
告白で撃沈…。 でも そこから新しい作戦は始まる?
告白は、「つきあってくれるかどうか」「好きか嫌いか」の返事を相手に求めるためにするものとは限りません。もし相手が受けてくれたら交際へと発展して大喜び!…なのですが、断られた場合でも、撃沈!…とは限らないのです。
相手と「もっと仲良くなりたい!」「もっと一緒にいたい!」「他の人にとられないうちに、相手を拘束する!」みたいな、相手の気持ちを確認するための「玉砕覚悟の突撃作戦」のようなものでもありません。
いままで全く意識していなかった女性から急に告白されれば、相手の選択は3つ。
「断る」か「受ける」か、ちょっと考えさせて…と待ってもらうか――。
そして次の相手からの返事は、「オッケイ」か「ごめんなさい」です。
しかし、この「ごめんなさい」の場合、意外にもまだ続きがあるのです。
告白を断られた相手には いくつかの感情のパターンがある
1.告白されたときに あなたの魅力に気づいていない
男性は純真で、目が合っただけですぐに「あいつオレのこと好きなんじゃないか?」と勘違いする(というか、厚かましい。。。)人は多いのですが、鈍感な人も多いです。
だから、告白を受けてみて、初めてあなたのことを意識し始める場合もあるのです。
告白されて初めて「え? きみって僕のこと好きでいてくれたの?」と驚かれることがあります。
そして、突然の告白に驚いて、「思わず」断ってしまうのは、「返事をすぐしなきゃ!」とあわてるからです。待たせるのは悪いと思うから、即答してしまうのです。「断る」=「好きじゃない」では決してありません。
もしかしたら他に好きな女性がいて、その女性が他に好きな男性がいるのを知っているから告白できなくてボッチだったり、好きな人はいるんだけど、ちょっと気になるところがあって悩んでいたり…。そのほか、いろんな事情があるかもしれないので、彼の気持ちは発展途上の場合があります。
告白されて断っても、そのあとの数日間、男性はあなたのことをいろいろ考えます。そして、あなたのことを意識し始め、だんだん好きになることもよくあることなのです。いままであなたの魅力に気づかず、断ったことを後悔するかもしれません。
2.急にコクられて日和ってしまい 思わず断ってしまう
男性の中には「短気な人」「鈍感な人」「にぶい人」「敏感な人」など、たくさんの性格の人がいます。特に恋愛に関しては、女性への対応に慣れている人と慣れていない人の差が激しいです。
仕事が多忙で、恋愛のことまで頭が回らず、余裕のない生活をしている男性は、特に突然の告白には正しい答えは出せないでしょう。
むしろ、精神的な余裕がないのに「はい! ぼくも好きです!」なんて言われたとしても、その時は嬉しいかもしれませんが、仕事の多忙さと、あまり考えずに好きだと言われた気持ちを受け止めてしまったことで、あなたと彼の思いの深さに差があり、その後うまくいかないケースもあります。
その差をうまく埋めていければいいのですが、恋愛はそう簡単ではありません。憧れていた気持ちが一瞬で幻滅に変わったりすることもあります。
恋愛はメチャクチャ難しい。でも、その分うまくいったときの幸せは激熱です。
告白は 恋愛が進行していく途中経過にすぎない
話は「告白」に戻りますが、もしあなたが彼に告白をし、断られたとしても、そこから始まる恋もあるのです。
女性の場合も同じです。男性からコクられて「え! 知らなかった。もっと早く言ってくれれば…」なんて思う人もいるはず。
だから大事なのは「あきらめない」こと。「この人だ!」と感じたら、少し待ってみたり、また食事に誘ってみたり、彼にあなたを「意識」させてみましょう。
「告白」は、全てをわかりあい、お互いの理解度がMAXになった2人がする、いわば「セレモニー」や「儀礼」のようなものとは限りません。また、相手の気持ちを確認するためだけのものでもありません。
勇気を出し、「告白」することは、あなたが彼を好きにさせるためのきっかけであり、通過点に過ぎないのです。おまけに、強力な恋愛戦略のひとつになるかもしれないのです。
実践と戦略 2つの効果を兼ね備えた「告白」
もし断られても、まだまだ次がある。戦略は始まったばかり。そう考えると、「告白」そのものの“最終的な”成功率は、想像よりかなり高いものと言えます。私の周りの方々はみんな口をそろえて「70%は楽勝超えているよ」と言います。でも私はさらに上で、80%ぐらいかな?…と思っています。
成功か失敗か、一見危険な賭けにしか見えない「告白」という儀式。でも実際は、「告白」は実践と戦略、2つの効果を兼ね備えているのです。勇気はかなり必要だと思います。怖いと思います。
でも、いままでよりも少し軽く考えてみて、早めに実行に移すのも選択肢に加えてください。「告白」も、タイミングと使い方次第で、単なる「儀式」ではなく、強烈な「武器」にもなり得るのです。