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気をつけて! マッチングアプリに潜む危険 その④「クラウドファンディング」

良心を踏みにじる クラウドファンディングの悪用

 クラウドファンディングとは?

 資金調達の方法です。会社が資金調達をしたいときは、銀行などの金融機関から借りたり、自社の経営陣や他社からの出資などの方法があります。

 一方、クラウドファンディングは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた言葉で、「この商品は絶対売れる」「この企画はすごい」と発案した人や会社、組織、グループなどに対し、その発案に同意した(あるいは期待した)不特定多数の方々が資金を出しあい、成功を目指す方法です。

 「僕って、人のために役立つことが好きなんだよね」と慈善が好きだと熱弁するタイプの男性がいます。

 あなたたけではなく、他人にも優しい彼は、「こないだ○○に○○万円寄付したんだ。困った人を助けるのが僕の使命なんだと思うんだ」とか言うのです。それが本当なら、とても素晴らしいことですが、中にはこの「クラウドファンディング」という言葉を悪用する人もいるのです。

 あなたはある日、マッチングアプリで新しい出会いに恵まれました。

 友達としておつきあいをはじめ、何度かのデートを重ねたある日…

Aさん

「男友達の実業家がクラウドファンディングやり始めたんだ。孤児を助けるために寄付とか集めてて。クラウドファンディングがある程度集まったら、小さくてもいいから孤児院を建てるつもりなんだ。一口10,000円からだけど、僕は毎月100口(10万円)ずつ積んであげようと思うんだ。君も一口でいいから毎月協力してくれないかな?」

…と、お願いされます。しかし…もしオッケイしようものなら、その日から会うたびに「今回も俺は○○万円したんだけど、君も僕と一緒に人助けしない?」と迫ります。

「いま、どこまでいってるのか楽しみだから教えてよ」と聞いてみましょう

 もし実際にそのような活動をしているなら、口約束だけではなく、サイト上の詳細(ブログやホームページなど)を教えてくれるはずです。

…です。あなたも協力者のひとりですから、いまどんな状態なのか、どう動いているのか、成果を見る権利があります。

 クラウドファンディングが本当なら、彼もまた、あなたに現状を見てほしくなるはずです。協力作業を求めたのは彼なのですから、彼にはあなたに報告する義務があるはずです。

 この提案がもしウソだったなら、一度協力すれば、それはもう、深い深い沼に沈んでいく序章にすぎません。

 もし最初にお金を渡しても、あなたが途中で「もしかして、これって沼?」と彼に疑念を抱いて、「ごめんなさい、これ以上は無理です」と言えたらあなたの勝ちです。

相手がもし自分をだましていたとしても強く責めない

 「このクラウドファンディングって、途中経過はどこで確認するの? スマホで見てみたい」と持ち掛ければ、もめごとになる前に済むかもしれません。

 もしウソだと判明したら、返金してもらって終わりにしましょう。「だまされた」と警察沙汰にすれば相手は逆上し、ひどい仕返しをしてくるかもしれません。とても理不尽ですが、相手がいくら悪くても感情的にはならないよう、注意しましょう。

 でも、あなたがもし「断るのは悪い」「断りにくい」「判明させる勇気がない」「彼は優しいしタイプだから協力しなきゃ」なんて思い出せば、もう彼の手の上で踊らされているのかもしれません。

 「人のために」という美しい言葉を利用し、簡単に女性をだます男は、実際にたくさんいます。そして、彼女から預かったお金を使い、数年以上、そのお金で風俗通いしていた男を私は知っています。人間のクズです。その話もまた後日、ご紹介いたします。

 そしてこの話は、相変わらず月9では放映されません。ちなみに朝ドラにもなりません。