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ケンカになったとき 簡単に仲直りする方法

一方的な暴力・暴言を受けた場合の解決法

 ケンカした時、相手が誰であってもとても腹が立つのは当然です。でも、少し時間が経つとケンカの空気がイヤになり、「どうにかして仲良く戻りたい」というときもあります。そんなときの解決法を「クレーム対応」を例に考えてみましょう。

覚えておくと便利! 着火剤と消火器の役割を持つ言葉とは?

 接客業の世界で、避けて通れないのが「クレーム対応」。怒っている人の怒りを鎮めるのはなかなかの難易度で、しかも自身のストレス貯蓄高もMAXに…。

 クレーム対応の際、留意しておきたい言葉遣いに「D言葉」と「S言葉」があります。

D言葉とS言葉とは?

D言葉とS言葉

…です。わかりやすく例を見てみましょう。

D言葉

D言葉と例文

「だから」「ですから」「でも」「だって」など

例:

「だから、何度も説明してますが…」

「でも、あの時にこう言われたから…」

S言葉

S言葉と例文

「失礼しました」「すみません」「その通りです」「承知しました」など

例:

「失礼しました。説明不足でした」

「すみません、勘違いでした」

 このように、問題をさらに炎上させてしまう着火剤のような役割がD言葉で、相手の感情を和らげる消火器のような役割がS言葉です。

 もうお分かりいただけたと思いますが、クレーム対応にはD言葉を使わないようにし、S言葉で対応するように注意しましょう。

おまけ知識:

お客様の求めていることに対応する

 どれだけ誠意のこもった良い対応をしても、お客様の求めていることと一致しなければ、その対応は効果的ではありません。

 NG例:お客様は商品の返品を希望しているのに、新品と交換を提案する

 お客様の希望をヒアリングし、お客様の求めていることに合致する対応をしましょう。

「クレーム対応」を「彼とのケンカ」に置き換えてみる 

 このクレーム対応に、彼とのケンカ(トラブル)を重ねてみましょう。意外にも、対応策は似ているのです。相手がかなり怒っていても、簡単に相手の矛を収め、スマートに解決する方法があります。

謝罪と感謝

 それは、相手に「謝罪と感謝」を伝えることです。これは、相手に対する誠意を示すことができ、相手の怒りをおさめるのに大きな効果があります。

ポイント

・「私が悪かった。ごめんなさい」

・「悪いところを指摘してくれてありがとう」

プライドは捨て お詫びの言葉と感謝の言葉を添える

 ケンカになったときはお互いが冷静ではありません。自分の意見を通したいだけなので、相手が間違いを認めるか、謝罪の言葉が欲しいだけ。

 そんな相手に対しての謝罪や感謝は、心から言わなくても、口先だけでいいのです。相手にはわかりません。言葉を発することだけが大事。

 勢いに乗って相手が振り上げてしまったこぶしを、どのように受け流してあげるか。あなたの手腕にかかっています。

 謝罪、感謝、受け流す…。相手の怒りが理不尽であればあるほど、どれもあなたにとってはツラい所作かもしれませんが、決してあなたが悪いわけではありません。ケンカというものは、最後まで冷静でいられたほうが勝ちなのです。

「自分が怒られているのではない」と考える

 クレームに対しては絶対に個人的感情に走らず、一貫して冷静に対応することが大切です。感情的な反応を避けることで、問題を客観的に解決することができます。

 ちなみに、このようにあなたが自身の努力でモメごとを解決した場合、正しいモラルを持っている相手であれば、多少なりとも必ず反省します。

 一方で、全く反省しない、あるいは、「ほら見ろ、俺が正しいんだ」のような姿勢を崩そうとしない相手なら、今後も争いは繰り返されるかもしれません。

 そのような相手にも関わらず、がまんをして交際を続けるか、あるいは彼がその頑なな姿勢を崩すのを待ち続けるか…、いずれにしてもいばらの道ですが、あきらめないのなら相当な覚悟が必要です。

同じ目線で対立しない

 明らかに相手の勘違いで起こったケンカや、こちらに非がない理不尽なクレームなどが原因だったとしても、決して同じ目線で対立しないこと。我慢して冷静に対処することは相手に負けたように見えますが、あなたの所作次第でもめごともおさまり、最終的にあなたは全てを支配したことになります。

 この方法を実行し、もめごとを解決できれば、結局あなたの勝ちなのです。